第29回チャレンジ富士五湖 4Lakes

チャレンジ富士五湖 4Lakesコース(100km)に参加してきました。初参加。

事前

ここ1年くらいの走行距離は月平均120km。まあ少ないが初めてウルトラ走った2年前は70km/月くらいだったのでそれに比べれば…。練習で一度に走った最長距離は50km。

100kmはこれまで柴又100Kに2回出ていて、それぞれ、水分摂りすぎで胃がダメになる・熱中症 にやられてしまったので、今回は「トラブルを起こさず、脚の疲労ボトルネックにする」を目標とする。

少し腰に張りがあるのが気になっていたけど、普段行ってない整骨院とかに直前にいきなり行って感覚が変になるのも避けたくてそのままで。

前日〜スタートまで

朝5時ごろに起きようと思っていたらうっかり9時まで寝てしまう。

中央線の特急かいじ富士急行を乗り継いで富士山駅まで。

駅の床屋で髪を切って、展望ロッジから富士山を拝み、地下のフードコートで吉田うどんを食べる。

宿はエバーグリーン富士だった。駅からは3kmほどあるのだけど、前日の準備運動にはちょうど良いかと思って歩いて行った。時刻がだいぶ遅くて暗くなってきてしまったので道がちょっと怖かった。

20時に布団に入ったけど朝寝すぎたせいか全然眠れない😇。とにかく目を閉じてじっとしておく。

2時に起床してホテルの朝ごはん。消化が遅いのでご飯と走り始めるまでの間は最低3時間は開けたいところだが、朝食時間が2時15分からなのはちょっときつい。あまり食べ過ぎないようにしておく。

会場に到着してトイレに並んでいたら、ちょうどいい感じに5時のスタートまでの暇を潰せた。

スタート前の補給にカステラ2切れとアミノバイタルPROを一袋。あとマイボトルエイドのクエン酸ドリンクをいただいてソフトフラスクに入れておく。

スタート地点は2℃ということで、寒いのは寒いのだけどスタートまでの少しの間だからがまん。防寒として100均のポンチョを被ってる。

エストポーチの中身は次の通り。

  • 塩熱サプリ x 9
  • メダリスト エナジージェル GRAPEFRUIT & HONEY x 1
  • PowerBar GEL トロピカルフルーツ x 1
  • 500円玉 x 1
  • 参加案内に同封されていた RUNNER's CARD

レース(前半)

基本は、練習のロング走でやってたのと同じペースの 6'20/km くらいで進んでいく。

スタート15分前にトイレ行ったものの、スタートしてすぐまた行きたくなってしまい、最初のトイレである8km地点のに行った。ら、大行列で8分もロスしてしまった。 さらに13km地点でもトイレへ。ここは混んでなかったので助かった。 スタート直後にトイレ行きたくなるの毎度で困る…。スタート直前の水分補給は控えめにしてたのだが。

とにかく胃が死ぬのが怖くて、お腹が減ってくるまでは固形物の補給は避ける。フルーツとスポーツドリンクを取るくらい。あとは走りながらクエン酸ドリンクをちょびちょびと。 まあ最後まで結局はっきりとした空腹を感じることはなかったんですが…。

20kmくらいから、脚よりも先に背中にちょっとずつ筋肉痛が出てくるが、どうしようもないのでそのまま。 山中湖の湖畔を走っているときが、まだ気温も上がっていなくて一番気持ちよかった。

練習で50km走ってたおかげで、50kmまではだいぶ余裕でペースを保って到達できた。38kmの北麓公園付近の登りも全部走りで。

50km地点のタイムは5時間33分。このペースのままいければ、トイレで8分止められたのを考えると11時間切れるくらいだなあ、いやいやそれは無理でしょ、とかいうことを考える。

レース(後半)

56kmの足和田エイドでは、日焼け止めを塗り直し、アミノバイタルPROを一袋飲んで、スポーツようかんをひとつウエストポーチに補充。

エイドを出たところの坂も元気よく登ったが、登り切っての60km付近からいよいよ疲れを感じて歩きが入るようになってきた。

そして68kmで歩くのもきつくなってしばらく立ち止まってしまう。頭がすこしフラフラする感じもあり、これはエネルギー切れか〜? と思う。 手持ちのPowerBar GEL トロピカルフルーツを食べる→まずい…。マイボトルにドリンク入れていてよかった。飲み物で流し込まないと食べるの無理やなこれは。あとスポーツようかんも半分食べる。

これで少しは進めるようになったが、少し胃が気持ち悪くなってきたこともあって、72.5kmの旧精進小学校エイドでは腹をくくって一度じっくり休むことにする。 この時点で残り全部歩いたとしても時間内にゴールはできる状況だったので、とにかく胃の不調やエネルギー切れで動けないという状態にならないようにということを心がけて。 エネルギーになるものを取った上で、10分ほど安静にして消化を促進させる。

するとさっきの疲労感がスッキリ抜けて、次の10kmはエイドの小休止以外は 6'30/km ペースでノンストップで走れた!

が、また82.5kmでさっきよりも強いフラフラ感が…。まあ一度に補給できるエネルギー量を考えたら妥当ではある。スポーツようかんの残り半分を食べて、85kmの足和田エイドまでゆるゆる進み(下りだったので助かった)、またバナナやコーラをとって10分休憩する。 手持ち最後のジェルであるメダリスト エナジージェルも投入→これもまずい…。スポドリで流し込む。

ここのエイド、バナナを配っているおじいちゃんのテンションが高くて、休憩しているあいだ楽しませてもらった。

ここまでくればあと少し、と気合いを入れるが92kmくらいからの緩やかな登りが続く市街地はさすがにしんどくて歩きを交えつつ。歩き通しにならなければ13時間は切れる! というのが心の支えだった。

ステラシアター手前では、どうせエイドを出たところの坂では歩くのだからその前は走ってやろう!! と 5分/km くらいでダッシュしてしまった。 もちろん筋肉痛はきていて脚を運ぶのは重たいのだけど、エネルギー切れに比べれば筋肉痛なんて無視して足を動かすことはできるのでね。

最後の坂に挑む。基本歩くつもりだったけど、思っていたほどの傾斜ではなかった(足和田の坂くらいを想像していた)のでちょっとだけは走った。ずっと歩きというのも気分下がっちゃうし。この区間は 10分/km くらいでクリア。

ラスト2kmの下りは勢いで走り切ってあっという間だった。たぶん最後の1kmが100kmの中で一番ラップ速い。

ラップタイム

ランナーズアップデートより。

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前半が 6'30/km 、後半が 8'30/km という感じか。 後半でも走れてる区間は 6'30/km くらいではあるのだけど、エイドでしっかり休まないと走れないのが。

感想

過去2回のウルトラがかなり辛かったのに比べて、今回は途中一時ガス欠になった時はあったものの最後までしっかり脚は動いて基本楽しかったので、次回また出てもいいかなあという気になっている(朝食は自分のペースで食べたいからツアー以外で宿取りたいが)。

そのほか箇条書きで。

  • エネルギー切れで動けなくなるというのは初めての経験だった。ウルトラは補給の競技だということを理解した
    • フルだとエイドのスポーツドリンクだけで最後までいけてしまうから、補給のこと全然意識してなかったんだよなあ
    • 補給をしっかりできるようになったら、やっと走力の問題になってくる
    • 走ってる途中に食べるとすぐ吐きそうになるからかなり難しい問題だが
  • エネルギージェル系、何種類か試したけど基本まずくてテンション下がる…。スポーツようかんは普通にようかんでよかった
    • 今後は、エネルギーはようかん・ミネラルはタブレットで補う感じにしていこう
  • 胃が致命的に崩れることがなかったのは、塩熱サプリを時々摂ってたおかげかな?
  • ポンチョは胴体の前後が開いたタイプだったのでバサバサする感じがあったのがイマイチだった。カッパの方が良い
  • 100均で見かけて適当に買った女性用アームカバーがだいぶ活躍した。朝は防寒に、昼は紫外線よけに
  • アップダウンはこのくらいならまだ人道的、という感じ。エネルギー切れさえなければ全部走り切ることも可能そう
  • コースに日陰があるのは良い! 最近河川敷のレースばかり出ていたもので
  • 最高気温は20℃くらいだったみたいで、これよりも暑い環境では走りたくないかな…(ウルトラ出ようとするなら避けられないが)
  • 富士山をこれだけはっきりを楽しめる景色は最高だった!