第14回 小江戸大江戸200k 大江戸ナイトラン

初の100km超・初のナイトランの大会を完走した!

スタートまで

生涯に一度は200kmの大会に出てみたいとは思うものの、そもそもまだまだ走れる気がしないのと、夜間走の経験がないのが気になっており、申し込みは最初から大江戸狙いでやった。
時間ちょうどにアクセスしたら案の定混雑している表示になって数分間待たされ、つながったところ大江戸はまだ申し込めた。200kmはたしかもう売り切れていた記憶。

大会前日は夕方の飛行機で東京入りし、池袋のホテルに宿泊した。20時チェックアウトというプランがあって、それを使って睡眠調整で30時くらいまで頑張って起きてから就寝した。12時くらいにトイレに起きてからはあまり眠れなかったが、15時半くらいまでうだうだしてから活動開始。
とりあえず松屋行ってご飯を食べ、ホテルに戻って準備をする。
川越までの電車がトラブルで止まったりしてたが、初めての大会ということもあってだいぶ余裕持って出ていたので問題なし。川越市駅から歩いて、スタート1時間半前には会場に着いた。

受付をして、2階の部屋でゼッケンを付けたりの準備。
まだ1時間ほどは時間あったので帰ってくる200kmの選手を眺めたりしていたが、寒くて部屋に舞い戻ったりなど。
あと水分を調達しておきたくて、エイドの所からもらえるかなーと思ったが大江戸の選手が続々やってくるのの邪魔にならないよう、少し歩いて近くの自販機を探して水を購入した。
手袋を付けてたんだけど、携帯電話操作したいとかでいったん外すとき、リストバンドも一緒に外れて落としてしまうというのを2回やった。付けるときはわりと大変だけど手袋と一緒だと簡単に取れてしまう。要注意。

スタート前の挨拶。大江戸は本当は100人定員だけどうっかり130人受け付けてしまったとのこと。自分が申し込めたのはそのおかげだったのかもしれない。

リュックの中身は以下の通り。正直かなり持ちすぎだと思うけどこの手のレース初めてだから安全側に倒した。あと、少し前から足底が痛い症状があって長い距離走れてなかったので、早々に痛みが出て夜中のうちに走れなくなって始発を待たないといけない状況も想定して防寒着を持ったこともある。

  • 長袖Tシャツ(防寒用)
  • シャカシャカのズボン(防寒用)
  • タオル
  • 救急セット
  • 日焼け止め
  • 配布された紙の地図
    • 地図は携帯電話のGoogleマップに取り込んだやつを見てて、レース中には一度も紙の地図は見なかった
    • 事前に、交差点の所はストリートビューで見ておくのもやった
  • モバイルバッテリー
  • ヘッドライト用の予備の電池
  • 財布
  • 300mlソフトフラスク * 2
  • イカップ
  • 携帯電話
  • 食糧(下写真)
    • 半分弱しか食べなかった。私設エイドが想像以上にたくさんあったのでこんなに持たなくて良かった

スタート〜成願寺エイド

初めて走るところで地図見ながらじゃないと道がわからないので、後ろの方からスタートして人々についていく作戦。
これは結構良くて、速くなりすぎない良いペースで走れた。

スタートしてすぐの街中のところで、道端にいたお兄さんから「これ何やってるんすか?」と聞かれた。まあ異様な集団だよねえ

時々200kmの選手を追い抜いていく。めちゃくちゃ大変そうな中でも足を進めていて尊敬する。

20km前後のあたりだったと思うけど、地面の出っ張りに引っかかって転びそうになってしまった。危ない…。 ヘッドライトは付けてるけどそんなに明かり強いものではなくて、存在を知らせる用途にはなるけど照らす用途ではないからねえ
あと、ヘッドライトは普段使ってないもんだから向きを調節できることをわかっておらず、かなり上のほうを向いてるのはわかってたけどそんなうつむいて走れないなーとか思ってた。調節できることに気づいたので下向けた。対向車のドライバーにまぶしい思いをさせていたかもしれない。すみません…。

10km過ぎあたりから少しトイレに行きたい気になってきたが、そんなに強くはならなかったので成願寺まで我慢した。
少し空腹感も出てきて信号待ちのタイミングとかでSOYJOYを食べた。あとドンキホーテ前私設エイドで確かドーナツを頂いたかな…?

20km過ぎくらいでもう割と足に疲れが来ていて先が思いやられてくる。足底の痛みで最近全然長距離を走ってないのが影響してそう。心拍もペースに対してはだいぶ高め。
延々川越街道を走るのはさすがに長いよという気持ちになってきてたが、新宿方面へ曲がるとだいぶ気分上がってきた。

右折して新宿方面山手通りに入る交差点

このあたり230kmの選手の方が近くにいて、歩かずずっと一定ペースで走って大江戸の選手たちと同じくらいの進み方をしていて、いやさすが230kmの選手はすごいと思わされた。
この辺でまた少し空腹感また出てきてエネモチ食べたと思う。

成願寺到着は3時ちょうど。

成願寺エイド〜浅草橋エイド

まずはトイレに行って一息つき、計測にタッチ。

コンソメスープと鹿肉カレーとフルーツサンドを頂いた。食べられるうちに食べておきたいがあまり長居したくもない気持ちもあり、おかわりはせず1食ずつ。

座ってると体固まっちゃうしできるだけさっと出たいところだけど、食べるのが遅くて10分以上はかかっちゃうねえ

スタートすると、成願寺まではずっと周囲に人がいる状況だったのに急に人がいなくなった。なんで?

まあでもこの辺からは都心で通ったことのある道になってくるから道はそこまで心配しなくてよい。都心の深夜徘徊が楽しくてけっこうペース上がってしまった。

チェックポイントを巡っていく。東京タワーのあたりは昔住んでいた場所が近くてときどきランニングしていた道だから懐かしかった。

国立競技場の私設エイドではチョコレートを、東京タワー下の私設エイドではスポドリを頂いた。

チェックポイントたち

六本木の地下道通るところで左右の分かれ道があってどっちかわからず、勘で進んだら合ってた(後から紙の地図を見たら案内書いてあった)。

やたら携帯電話のバッテリーの減りが早い気がしていて、アプリごとの消費量を見るとGoogleマップがだいぶ電池食っていた。交差点の距離が近いところでは携帯電話を手に持ってマップ表示しっぱなしにして走ってたけど、それが良くなかったっぽい。こまめに閉じるようにした。

日本橋方面へ進んで浅草橋エイドが近づいてくると空が明るくなってきた。

浅草橋エイド〜おしなりエイド

きりたんぽ鍋をいただいた。うまい! それとドライフルーツも食べた。
人が多くてエイド内の移動が大変。エイドのスタッフの方もちょうどピークの時間ですねーと話していた。

食べ終わって外に出たところで日焼け止めを塗った。夜に走るのに最初から塗ってても意味ないから、ここで。でも結構時間かかっちゃう。素早く行動できるようにするのも訓練がいる

南下していく道では八丁堀あたりでひたすら信号に捕まってめちゃ時間かかる。キロ7分ちょいくらいのペースで走ってても実時間は10分以上かかる。これがジャーニーランか…。

かちどき橋のチェックポイントを集団で撮影。ついでに築地本願寺も撮った。

今度はスカイツリーに向かって北上していく。わりかし単調な道だけど、ちょっと前によさげなペースのグループの人々がいたので目標にさせてもらったおかげで体感的には短かった。

両国で右に曲がってからは、走ってるペースが悪いのかすべての信号で止められて散々だった。周囲の人と、これでは歩行者と進み具合変わらんのではと悪態ついたりしてた。

おしなりエイドに到着。わかめスープ、おにぎり、ババロアを頂いた。おにぎりが小さく分けてあって食べやすくてありがたい。
ここのエイドはブラボー連呼お兄さんがいて賑やかだった。

おしなりエイド〜舟渡エイド

エイドを出るときに、「だれか背面のライト落としてませんかー」と声かけされているのが聞こえて、落とした人いるのかーとちょっと思ったが、そのしばらく後で確かめるとどうも自分だったっぽい。リュックの後ろに付けていたライトがなくなっていた。たぶんリュックしょったまま椅子に座ったときに背もたれで押されて安全ピンが取れたのだろう。
大江戸は17時制限だから再度ライトが必要になることはないとはいえ、良くないミス。

人がまばらなスカイツリー横を通り抜けて、浅草寺へ。まだ8時過ぎだがさすがにけっこう人が多い。
仲見世通りをテクテク進んでたら、右に曲がるところをスルーして雷門の近くまで行ってしまった。3,4分ほどのロス。

ぼけーっとした頭で先に進んでいたら、先行のランナーが足を止めて何やら写真を撮っている。
チェックポイントの鳥越神社だった。スルーしてしまうところだった。あっっぶな

東大前の私設エイド。パンケーキを勧められたがちょっと食べる気にならず、スポドリだけ頂いた。

駒込の手前あたりで歩きが混じるようになってきた。80kmくらい来てるのだからいつもの感じではある。半分走り半分歩きくらいで進んでいく。

王子駅のあたりは少しわかりづらかったがちょうど前にランナーがいたのでついていく。

赤羽の駅の先の階段登るところがめちゃしんどいなんやこれ。膝に手を突いてヒーヒー言いながら登った。登り切った後もしばらくはトボトボ歩きで回復。

浮間船渡の手前あたりでどうにもしんどくなって、気分を上げるため自販機で缶コーヒーを買った。うまい。うまいが、別にそれで走れるようになるわけではない。
相変わらず歩いたり走ったりしながら。浮間船渡の公園では板橋cityマラソンの時に来るところだねーと思っていた。

あとたぶんこの辺で道端の公園のトイレに行ったと思うんだけど地図見てもどこなのかわからんなー。そこまで行きたかったわけではないが、疲れてたので休憩も兼ねて。

舟渡エイドでは座って果物と牛乳ババロア? をいただいた。

舟渡エイド〜秋ヶ瀬エイド

この辺で携帯電話の充電が切れそうになってきていたのでモバイルバッテリーに繋いだ。つなげたままでもリュックのポケットに入ったからそのまま走る。

エイドで休憩した分か、そこそこ走れるようになって河川敷に出るくらいまではあまり止まらずにいけた。このあたりから260kmの選手とすれ違うようになって、感嘆の感情になる。

河川敷に出て1kmくらいは走れていたが、だんだんしんどくなってきて歩きの割合が増えてくる。

ちょっと気持ち悪くなってふらつきもあるようなハンガーノック気味の症状を感じたので、土手に腰掛けてようかん食べながら5分ほど休憩する。
すると、だいぶ回復して走れるようになった。ちょっとの休憩で回復するものなんだなあ。

途中道が封鎖されているところがあり、土手の上に階段で上って迂回した(無理矢理突破もできたかもしれないけど…)。しんどい。 土手から降りてくるところで、最後あと2歩くらいのところで油断したか、階段を踏み外して転びそうになった。あっっぶな。 迂回が本当にこれでいいのか確かめたくて携帯電話で地図開いて手に持っている状態でもあったから、ここで転んでたら 怪我+携帯電話破壊 という最悪の状況になっていたかもしれない。いや助かった。

秋ヶ瀬エイドに到着。そうめんとフルーツポンチ。そうめん食べてる間にフルーツポンチ持ってきてくれてホスピタリティがすごい。

そうめんは疲れててもするする入っていいね。

秋ヶ瀬エイド〜ゴール

ここまで来ると先が見えてきて元気が出てくる。230kmの選手もすれ違うようになりだいぶ賑やかに。

このあたりの道はとても単調でつらいという人も多そうだけど、個人的にはそういう道もわりと好きだったりする。

基本的に道路の右側の歩道を走っていたが、途中に歩道が工事中で迂回しないといけないところがあった。その場の看板では右に行くよう書かれていてちょっと進んだけど、めっちゃ遠くまで行かないと迂回できないように見えて地図を確認したらいったん左側に渡るのが正解だった。微ロスト。

ただエイドから10kmも進むと疲れが出てきた。半分以上歩きになって、洋服の青山を曲がってあと2,3kmとかになってもそのままの情勢。ラストだからと言って走れるようにはならなかった。ゆるゆるとゴール。
写真のチェックをして完走証を貰い、エイドで色々食べたり飲んだり。

いつものウルトラ後半で出る過呼吸的な症状は、多少はあったけどそこまでひどいものではなかった。無理せずペースを押さえて走ることであまり出なくなるのかな?

ゴール後

着替えてまたエイドで飲み物貰いながら会場の雰囲気を楽しむ。リュックの胸の所にソフトフラスクを差した状態で手に持ってたらフラスク落としてしまった。1つは見つかったけどもう1つはその場では見つからず。

川越温泉湯遊ランド・ホテル三光に宿泊。とりあえず風呂に入って、適当に探したカレー屋へご飯を食べに行った。

辛い

ウルトラ後でちゃんと食べる気になったのは比較的珍しいかもしれない。ペース遅いから内臓のダメージが深くないのかね。

感想

冒頭の速報記録の通り、猛者たちが集まっているであろうこの大会でもゆっくり入って順位を上げていく走りができたのは自信になった。

街中を走る際の信号の影響が思っていたより激しかった。過去の記録を見て、皆さんのペース割とゆったりなんだなーと思っていたのは、信号があるから遅くならざるを得ないのだった。
普段も信号がある道を走ってはいるけど、できるだけ信号少なくて走りやすい道を選んでコースにしてるからねー。

次回は…200kmは100kmのウルトラを余裕で走れるようになっていたら挑戦してもいいかな…。
あるいは、今回昼過ぎまで寝てから臨んだおかげで眠気は全然来なかったけど、今度は朝から普通に活動した上で大江戸を走るというのもありかも。それができなかったら小江戸大江戸の200kmはまず無理だろうし。

ジャーニーラン系の大会は初参加で、楽しさはわかったので、新しいガーミンが欲しくなってきた。地図入れられたり30時間くらいバッテリーもったりするやつ。今使ってるのがまだまだへたってないから悩みどころだけど。